皆さんこんにちは、にゃんでも屋の栗乃です。
作曲者の間で結構困る問題というのは、
自分たちが作った曲が他の曲と似てしまわないか、ということです。
今回は作曲者にとって際どい問題である「パクリ」についての
記事を書いていこうと思います。
〈目次〉
1.この曲パクリじゃないの?
2.1~2小節まではOK(持論)
3.不特定多数に聴いてもらう前に事前調査へ
1.「この曲パクリじゃないの?」
ある日のこと、私はいつもの様に作曲活動に勤しみ、
オリジナルの曲を作っていました。
その曲は自分で言うのも恥ずかしいのですが、
中々良く出来ていまして、
インターネットにアップロードする前に
家族に聴いてもらうことにしました。
良く出来ていたと自負していたので、
良い感想が聴けるかな、
と思っているとそれとは全く逆の言葉を耳にしました。
「この曲、なんかあの曲に似ている気がする。もしかしてパクリ?」
確かにそう言われました。しかし、実際はそんなことは全く意図していません。
恐らく偶然にも曲の雰囲気が被っていたり、
メロディーが被っていたりしたからじゃないのか、
そう思いながら教えてもらった曲名を聴いてみると、
確かに一部分だけですが似ていました。
正直この時に思ったことは、たかだか少し似ているだけで
そこまで問題とするべきじゃない、と思いました。
しかし、パクリと言われたことが余りにも
ショックだった私はその曲をお蔵入りにすることにしました。
そしてこの機を境に、自分が作った曲が世間に出回っている曲と
似ているのではないか、そんな疑心暗鬼と共に自分の中で
「ここまで行くとパクリ。」「これ位なら問題ない。」
という線引きを始めました。
2.1~2小節まではOK(持論)
実際にインターネットでパクリについての問題を調べていると
意外にも数多くの文献や記録が見つかりました。
そのうちの一つに
日本の某有名ゲーム会社のゲームに使用されている楽曲が、
他国で発表されている曲と類似する点が見つかったとして、
それについての動画をYouTubeで拝聴しました。
その様子を簡単に説明すると、
2社のお偉いさんや作曲者が集まり、
類似していると思われる2曲の聴き比べをし、
そのゲーム会社は著作権の問題を考慮して
使っていた楽曲の使用を停止する意向を見せた、という内容です。
私がその曲を聴き比べてみると、
確かに雰囲気やメロディーが似ている所が見られましたが、
これも私の時と同じように1~2小節の範囲であったので、
正直言ってこれは少し言いがかりのように思えました。
「それじゃあ、やっぱり少しでも似ていたら駄目なのか?」
と思われるかもしれませんが、意外とそうではないと考えられます。
インターネットを通して色々な音楽を
聴ける時代になった今日、
私はよくYoutubeで様々な作曲者の音楽を聴いて回っています。
そうやって日々、音と共に生活をしていると
聴いている曲で似ているフレーズなんかがよく出てきます。
「あれ、これあの曲に似ているな。」なんて風にです。
それも似ていると思える訳ですから、
1~2小節以上にわたってメロディーが酷似しています。
しかし、その楽曲について調べてみても
「パクリや著作権侵害について」の記事等は見つかりません。
凄くマイナーな曲じゃないの?
と思われるかもしれませんが、
海外では結構有名な楽曲で、
再生数も8桁を超えていますので、
必ず私の様に同じ意見を抱いた人はいる筈なのです。
それでも公に問題視されていない現状を見るに、
恐らく「パクリ問題」は関係者たちのモラルが関係しているように思えます。
そもそも曲というのは、12の音で構成される音を
更にメロディーとして成り立たせるために、
音の繋ぎには限界があるのです。
つまり、メロディーとなり得るのは無数に存在にする音の
組み合わせの中のほんの一部で、氷山の一角位しかありません。
なので、曲がある程度似ることは仕方のないことなのですが、
それでもパクリと言われるのは損失を重く見る
モラルの欠けた人たちのいざこざによって生まれるものだと思います。
(勿論、正当な訴えをする方たちも当然います。)
という訳で、1~2小節程度であれば、
よっぽど運が悪くない限りはパクリとして
大きな問題には成り得ないと考えます。
(中には、意図してパクリを行っている方もいらっしゃいますが。)
3.不特定多数に聴いてもらう前に事前調査へ
それでもやはり心配だと言う方は、
インターネットにアップロードする前に事前に調査してみましょう。
インターネットが急成長する時代なので、
当然、そういうことを探すのに便利なサイトやアプリケーションがあります。
ほんの一部ですが、例えばこちらの
弾いちゃお検索
こちらはメロディーを弾くことで、そのフレーズと類似する楽曲を表示してくれます。
SoundHound
こちらは鼻歌でメロディーを歌うと、
そのメロディーに近い楽曲をリストに表示してくれます。
また、家族や友人たちに自分の曲を聴かせてみて、
確かめてみるのも一つの手ですので参考にしてみてください!
まとめ
パクリ問題は作曲者にとって非常にナイーブな問題ではありますが、
意外にも少し似ている程度では問題にはならないことがほとんどです。
一応、作曲中は気を付けつつ、
完成後も事前調査を行い、
それでも大丈夫だと思ったらアップロードするのが良いでしょう。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!
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